こんにちは Noryです。
ゼネコン10年 リフォーム会社10年 一建士の一施士です。
このサイトでは、建築施工やリフォーム・リノベーションで
そのまま使える情報を 紹介していきます。
システムキッチンを使い始めて11年目…
食洗器が壊れました。
しばらく放置していましたが、最近やっと交換したので 紹介します。
交換の所要時間は 60分程度 でした。
簡単なおさまりのため、少し器用な方であれば
この記事を参考にして、交換 できると思います。
記事は3分程度で読めます
3段引き出し型のシステムキッチンです。
(11年目で 使用 頻度 は結構 高いほうだと思いますが、意外とキレイです。)
食洗器はスライドオープンタイプでシンク横に位置していて
下部に引き出し収納がある標準的な おさまり です。
建物は木造在来工法の築33年
11年前に診療所から2世帯住宅にリノベしました。
■交換の手順
- 既設機種の型式特定と交換機種の型式選定
- 配管配線ルートの特定
- 交換と試運転
- 所有者登録
既設機種の型式特定と交換機種の型式選定
なんだか漢字が多いですが
型式の特定は 本体正面か 本体を引き出した側面や底面にある 型式製造月日シールで 簡単に確認できます。
底面のシールはこんな感じです。
型式はリンナイ RKW-V45A-SV シールではRKW-V45Aでした。
交換機種の型式選定ですが、選定や比較方法については、別の記事で詳しく紹介します。
今回は 容量も性能も大きく変える必要がなかったので
後継機種の リンナイ RKW-404A に決定しました。
配管配線ルートの特定
食洗器を取り付けるためには、給水(給湯)と排水および電源が必要です。
配管配線ルートは大きく分けて、2パターンと考えて良いと思います。
システムキッチン本体への配管に合わせて、床上や床下または壁内配管へ接続します。
① 下部引き出しキャビネット内での配管
これが一般的な配管方法です。
② シンクキャビネット内での配管 食洗器側の付属配管をシンク側に引き込み、シンク内で接続します。 後付の場合や、下部キャビネットの収納力を優先する場合などに選択しますが、難易度が少し高い工事となるために工事費が高めとなります。
下部キャビネット内の底板を取り外すとこのような配管となっています。
やはり少し埃っぽいですが 漏れ等はありませんでした。
赤茶の配管が排水管(HTVP20mm)です。
排水管はHIVPではなくは HTVPを使用します。
オレンジの配管は給湯配管(XPEP13A)でストレート型止水栓が取り付いています。 ※給水管との接続でも、どちらでも問題ありません。
止水栓から先のフレキシブルメタルホースは食洗器側の給水ホース アイボリーの蛇腹ホースは食洗器側の排水ホースです。
よくある おさまり ですが下部キャビネットから床上配管でキッチン本体の配管へ接続されています。
給湯配管と床面との接触部に職人さんの配慮で緩衝材としてテープ巻きがされていました。うれしい施し 給水管や給湯配管は常に細かく振動していますので、長年 角などに接触すると管自体が削れてしまって、穴が開く可能性があるんです。
交換と試運転
奥から電源コンセントを取り出します。
100Vアースターミナル付きコンセントがあることを 確認して
電源を外します。
止水栓を閉めて、給水ホースを外し、排水管ジョイントも外していきます。
少し水分が残っている場合が多いので、タオルの準備も忘れずに行います。
排水管の取り外しは、既設のジョイントが固着していてなかなか外れないことが多いので、配管に傷をつけないようにカットします。 ラジオペンチで配管に負担をかけないように、巻き付けてながらはがしていきます。
本体を引き抜く作業になります。 20㎏ほどありますので、慎重に行います。
キッチン前面に最低でも80㎝ほどのスペースが必要となります。
本体は一部固定してありますが、電子レンジと同じく『置いてある』イメージです。
固定金具の交換を行って 新しい食洗器を入れ込んでいきます。
配管を背面に挟まないように慎重に行います。
排水管・給水管の接続を行っていきます。
余計な ごみなどの挟み込みと、給水管の締めすぎには注意が必要です。
電源を接続して、止水栓を開放したら、試運転を行います。
試運転の方法は各メーカーの設置説明書に従って行います。
難しい作業はありません。
試運転完了まで配管は確認できる状態のままにして、水漏れやエラーがないことをしっかり確認していきます。
これで交換~試運転までが完了です。 所要時間は60分ほど
扉のパネルサイズが変わっているため、既設の化粧パネルが小さく隙間が空いてしまいましたが、同色の大きい化粧パネルは存在しないため、このおさまりを選択しました。 後日シルバーの材料を加工して処理しようと思います。
プラスでキッチンも隅々まで清掃して、あと10年は使えそうです。
満足できる仕上がりとなりました。
交換と試運転
最後に所有者登録が必要です。
ビルトイン食器洗い乾燥機は消案法で指定された特定保守製品です。
経年劣化による火災などの重大事故を防止するために製品ごとに指定された点検期間中に法定点検を受けることが所有者の責務となってます。
登録は保守点検の時期を忘れることがないようにメーカーが管理サポートを行うためのもので、付属のハガキか、WEBで簡単に登録ができます。
点検期間は10年を経過する前後1年となっているものが多いです。
点検費用は2万円ほどです。
10年以降使ってよいかどうかを調べてはくれますが…
私は10年おきに交換されることをお勧めしています。
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